届いたカニの殻のむき方と胴体の食べ方|脚は関節で切って縦に切れ目 エラを外せば肩の身まで
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カニの脚は、付け根の関節にはさみを入れて外し、殻の側面に縦の切れ目を入れれば身が出てきます。胴体は、ふんどしと甲羅を外してエラ(ガニ)を取り、4つに切れば肩の身まで食べられます。
かに本舗の公式ブログと、北海道の漁業団体のコラムを並べると、この順番はどれも同じでした。ただ、届いたのが姿(1杯まるごと)か、肩脚(脚と肩だけ)か、半むき身(殻を半分切った物)かで、自分でする手順の数は変わります。
そこで私は、手順を6つにまとめて、届いた形ごとに表にしました。
私は脚ならすいすい食べられても、胴体のひだの奥の身をほじり出すのは、どうも得意ではないんです。はさみを持ったまま手が止まったときに、どこを切ればいいか、どこは食べなくていいかを、この先で順に確かめられます。
カニの脚は関節で切って殻の側面に縦の切れ目を入れる

届いたのが姿でも肩脚でも、私ならまず脚から外して、切れ目まで先に入れてしまいます。かに本舗の公式ブログのずわいのさばき方も、脚の付け根の関節を切る所から始まります。
漁業団体のタラバのコラムでは、はさみを入れるのは付け根にある関節のやわらかい所です。同じコラムには、「力を入れなくても切れます」とも書かれています。
外した脚は関節ごとに切り分けて、殻の側面に縦に2か所、切れ目を入れます。切れ目を入れる場所は、殻の赤い色と白い色の境目です。
そして、片方の殻をはがすように取ると、身が取り出しやすくなります。
殻の割れる小さな音が卓のあちこちで続いて、みんなが無言になる時間ですよね。
爪の部分は固い、と漁業団体のコラムにも、かに本舗の肩脚の解説にも書かれています。なので私なら、爪は大人がはさみで切れ目を入れてから、子どもに回します。

漁業団体のコラムは、初めてさばく人に台所のキッチンバサミをすすめています。台所のはさみで始めて、棘のあるタラバや毛ガニに慣れないうちは軍手も出す、くらいで足りると思います。
はさみをどれにするかで迷ったら、「カニ用ハサミは要るか|届く品の形で決まる 脚と肩脚なら台所のはさみで足りる」を見てください。
脚は関節で外して縦に切れ目を入れる順で進めれば、台所のはさみで身を出せます。
姿の胴体はエラを外して4つに切れば肩の身まで食べられる
脚を外したあとに残る胴体は、ほじるのをあきらめる所ではないと思います。かに本舗の公式ブログと漁業団体のコラムの手順どおりに切っていけば、肩の身まで食べられます。
カニ通販.com の食べ方の解説では、姿1杯は甲羅を下にしたまま置くよう書かれています。脚を外しやすく、カニ味噌もこぼれない置き方です。
脚を外したら、腹の側にある三角の殻、通称「ふんどし」を開くように取ります。ふんどしを取った所に親指を入れて、ゆっくり甲羅を外します。
甲羅を外すと、「ガニ」と呼ばれるエラが胴体に付いています。漁業団体のコラムでは、これをむしるように取り除きます。
胴体は真ん中で左右2つに分け、さらに背中側と腹側に平行に切って4つにします。脚のつながっていた所にはさみを差し込むように切るのが、コツだそうです。
かに本舗の部位の解説では、肩肉は殻の間に細かい身がギュッと詰まる所です。胴体に残ったカニ味噌は、切る前に甲羅へ移しておきます。
切り分けた肩の身を甲羅に寄せていくと、取り分ける前から卓の真ん中がぐっと華やぎます。
甲羅へ寄せたあとの味噌をどう味わうかは、別の記事「届いたカニ味噌の食べ方と甲羅焼き|ボイルならそのまま 焼くならトースターで6〜10分」で一つずつ書いています。

胴体は、エラを取って切り分けるところまでやれば、肩の身はもう箸で取れます。
ただ、切る順は同じですが、気をつける所は種類ごとに少し違います。
タラバは棘に気をつけて8本の脚を外す
漁業団体のタラバのコラムでは、最初に「8本の足」をすべて外します。タラバの殻には鋭い棘があるので、同じコラムは軍手の着用をすすめています。
冷凍ボイルのタラバは多くが茹でる前に味噌を除いてあるので、甲羅を開けても味噌は無いことが多いです。
外した8本の脚を大皿に並べると、どれから食べるかで卓がにぎやかになります。
かに本舗の生たらば肩脚の解説では、脚に包丁を刺して縦に立て、そのまま切り開く手順も紹介されています。切り方より前に、タラバとズワイのどちらを取り寄せるかから考え直すなら、「タラバとズワイは取り寄せるならどっち|鍋・しゃぶ・焼きと人数で決める早見表」が手がかりになります。
ズワイは肩を半分にしてから水平に切る
かに本舗のずわいのさばき方では、肩を半分に切ってから、水平にはさみを入れて2つに分けます。肩に残った味噌は、その間に甲羅へ移しておく手順です。
切り分けた肩肉も、甲羅へ入れていきます。脚と爪は、左右とも縦にはさみを入れて殻を取り除きます。
赤い殻を外すと白い身がのぞいて、鍋に入れる前から箸が伸びてきます。
毛ガニはふんどしの裏の突起に気をつける
漁業団体の毛ガニのコラムでは、最初に「10本の足」をすべて外します。ふんどしの裏には尖った突起があるので、ゆっくり指をかけて外すよう書かれています。
胴体に付いたカニ味噌は、甲羅にまとめるか、別の皿に移しておきます。甲羅を真ん中に置いて脚を周りに並べ、身を少し甲羅に入れておくと、豪華に見えますよね。
カニの食べられる所と食べない所
甲羅を開けると、食べていいのか迷う所が出てきますよね。そういう所を、部位ごとに1枚の表にしました。
| 部位 | 食べるか | 扱い方 |
|---|---|---|
| 脚(棒肉) | 食べる | 殻の側面に縦の切れ目を入れ、片方の殻をはがして身を出す |
| 爪 | 食べる | はさみで縦に切れ目を入れる |
| 爪下 | 食べる | 爪のある脚の、胴体に近い太い所 |
| 肩(胴体) | 食べる | エラを外して4つに切ると、殻の間の細かい身が出る |
| カニ味噌 | 食べる | 甲羅に移す |
| エラ(ガニ) | 食べない | 灰色でスポンジ状の所。どの解説でも取り除く |
| ふんどし | 外す | 腹の三角の殻。毛ガニは裏に尖った突起がある |
甲羅を開けて見えた所を部位の列で探せば、食べるか外すかが分かります。エラは出どころによって言い方の強さが違うので、すぐ下で原文を並べます。
カニ通販.com の甲羅焼きの解説は、「エラは食べられません」と書いています。北海道の漁業団体のコラムは、「食しても害はありませんが、不味いです」という言い方です。
食べても害は無いとする解説もありますが、私ならエラは最初に取ってしまいます。メスの香箱がにの捌き方を載せた市の食文化の案内でも、えらは取り除く手順でした。

迷ったら、灰色のエラとふんどしを外したあとは、身を探しにいけばいいと思います。
生とボイルでは切る前の解凍が違う

かに本舗の商品ページと解説を見ると、生か、茹でてから凍らせたボイルかで、はさみを入れる前の段取りが違います。
かに本舗の生たらば肩脚の解説では、凍ったまま流水に5〜10分前後浸けて、表面の氷を流します。そのあとで、キッチンバサミや包丁を使ってむいていく順番です。
少し手間ですけど、生の肩脚は凍ったまま無理に刃を入れず、表面の氷を流してから包丁とはさみを使うのがいいと思います。
ボイルずわい半むき身(738)は、中心まで解けてから食べる品です。中心が凍ったままだと食べごろではない、と商品ページにあります。
ただ、どちらも1つの商品の案内なので、種類や形が違う品なら、手元の品の表示を先に見てください。
解けた殻にはさみがすっと入れば、湯気の立つ鍋まではもうすぐですよね。
解凍そのものの段取りは、この記事では深追いせず、「冷凍カニの解凍方法と時間|ボイルは冷蔵庫で 生は食べる直前に流水 急ぐ日の手順も先に」の側に任せています。解凍のあとで身の色が気になったら、「届いたカニが黒い 臭い 水っぽいときに確かめること|色より先に臭いを見る」の側で原因を見分けられます。
切る前に手元の品が生かボイルかを見て、その商品の解凍の欄を読むのが先です。
カニの身を取り出すときにつまずきやすい所

胴体のひだを細かくほじるのは苦手なので、私なら先に4つに切って、身の出る面を増やしてから箸を入れます。身を出す途中でつまずきやすいのは、次の4つだと思います。
1つめは、胴体のひだの奥の身が出てこないことです。甲羅を外したまま箸でつつくより、エラを取って胴体を切り分けるのが先です。
2つめにつまずくのは、脚の身が殻の内側に残る所です。縦の切れ目のあとに殻の片側だけを外すと、身が出しやすいと漁業団体のコラムにあります。
3つめは、ふんどしの裏の突起や殻の棘で手を切ることです。漁業団体の毛ガニのコラムも、かに本舗の肩脚の解説も、けがに気をつけるよう書いています。
最後の4つめは、地味ですが、食べ終えたあとの殻のゴミです。私にとって、食べ終えたあとのかさばる殻の片づけは、毎回ひと仕事なんです。
なので私なら、殻入れの深い皿を、食べ始める前に卓に置いておきます。捨てる前は水洗いして水気を切り、捨てる直前まで冷凍しておく、とカニ通販.com の解説にあります。
深い皿に殻が積み上がっていくのに、卓の上は散らからず、手元には身だけが残る。そんなふうに進むと、最後まで食べる手が軽いですよね。
殻入れの皿と、胴体を切り分ける手順を先に用意しておけば、ひだの奥の身で手が止まる時間は減ると思います。次に頼むときは、この手間そのものを形で減らすこともできます。
次に頼むなら殻をむく手間で形を選ぶ
自分でする手順の数は、カニの種類より、どの形で届くかで変わります。姿1杯のさばき方の手順を、届く形ごとに並べたのが下の表です。
| 手順 | 姿 | 肩脚 | 半むき身 | 脚肉むき身 |
|---|---|---|---|---|
| 脚を付け根の関節で外す | 自分で | 自分で(脚と肩を切り離す) | ― | ― |
| ふんどしを外す | 自分で | ―(甲羅は外してある) | ― | ― |
| 甲羅を外す | 自分で | ― | ― | ― |
| エラ(ガニ)を取る | 自分で | 解説に書きが無い(残っていたら取る) | ― | ― |
| 胴体(肩)を4つに切る | 自分で | 自分で(肩を切り開く) | ―(1パックに肩5〜10枚の表示がある品も) | ― |
| 脚と爪の殻に縦の切れ目 | 自分で | 自分で | ―(殻の上半分が切ってある) | ―(殻が無い) |
| 自分でする手順 | 6つ | 3つ | 0 | 0 |
(姿と肩脚の手順は、かに本舗の公式ブログと北海道の漁業団体のコラムのさばき方から。肩脚の列は生たらば肩脚の解説の手順。半むき身の肩は生ずわい半むき身(403)の表示。)
手元に届いた形の列を上から読めば、どこからはさみを入れればいいかが分かります。半むき身と脚肉むき身の列は、はさみを使わずに鍋へ入れられる形です。
ちなみに、生ずわい半むき身(403)の表示では、脚や爪と一緒に肩も入っています。殻をむかずに済む形として、ボイル半むき身には「殻むき不要」と、かに本舗の紹介ページが書いています。
半むき身カットの節には、「鍋のフルコースを楽しむ」とあります。殻をはがす手間が無いぶん、湯気の立つ鍋から引き上げた身を、そのまま口へ運べる形です。
形をもう一度選び直すなら、殻の量と値段の両方から「カニのポーション・半むき身・肩脚・姿の違い|殻を誰がむくかで決める取り寄せの形」で見比べられます。殻つきを大人数の日に並べるなら、量と形の決め方は「年末に大人数でカニを囲むなら何kg何箱か|8人から20人の早見表と姿の足し方」にあります。
次に頼むとき、殻をむく時間を減らして鍋を囲む時間を長くするなら、私は半むき身にします。商品ページで肩が入っているかを見て選べば、〆の雑炊の出汁も残ると思います。
肩の細かい身や、殻から出る出汁まで楽しみたい人には、棒肉だけを集めた脚肉むき身は物足りないと思います。その日は、肩が入っているかを確かめた半むき身か、肩脚のほうが合っています。
はさみを入れる場所を先に知っておけば、年に1回の1杯は、肩の細かい身まで食卓に並べられます。
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かに本舗の紹介ページで半むき身と脚肉むき身を見る(殻むきの手間が少ない形)脚肉むき身は棒肉だけを使った品で、半むき身は殻の上半分を切った品です(かに本舗の公式ブログの解説)。甲羅の味噌まで楽しむなら、甲羅ごと届く姿の品を選ぶことになります。