冷凍カニの解凍方法と時間|ボイルは冷蔵庫で 生は食べる直前に流水 急ぐ日の手順も先に
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冷凍のカニは、ボイル(産地で茹でてから凍らせたもの)なら冷蔵庫でゆっくり、生なら食べる直前に袋のまま流水で解凍するのが基本です。常温はその品の解凍の欄に書いてあるときだけにして、電子レンジは使わないほうがいいと思います。
カニ通販.com の解凍の案内も、生は流水、ボイルは冷蔵庫を基本にしています。ただ、待つ時間は形で変わり、かに本舗の姿(丸ごと1杯)のボイルには前の晩では足りない品があります。
カニは年に1回あるかないかの楽しみなので、届いた箱を前にして段取りで慌てたくないですよね。夜7時に食べたい日は、何時に冷蔵庫か流水へ移せばいいかを、届いた品の形ごとに逆に数えて1枚の表にしました。
冷凍カニの解凍方法は生とボイルで違う
冷凍のカニの解凍は、ボイルと生で分けて考えます。箱の中のカニに火が通っているかどうかが、解凍のやり方を分けます。
私は冷凍と生の両方を買って食べてきたので、ここは最初に分けておきたい所です。同じ冷凍の箱でも、解凍の手順は別物なんです。

ボイルのカニは冷蔵庫でゆっくり解凍する
ボイルのカニは、包んで冷蔵庫に入れたら、あとは時間に任せて待つ解凍です。カニ通販.com の案内では、まず新聞紙かキッチンペーパーで包みます。
包んだカニは袋に入れ、姿なら甲羅を下にして冷蔵庫へ移します。北海道の漁業団体のコラムも、乾燥を防ぐために包む手順です。
でも、表面の氷の膜が溶けると水が出ます。ある店の解説は、深めの皿やバットにのせるよう勧めています。
冷蔵庫の棚の深めの皿の上で、包んだ脚の氷の膜が少しずつ溶け、ゆっくり食べごろに近づいていきます。
止めどきは、同じ案内だと7〜8割解凍の状態がベストです。ただ、かに本舗のボイルずわい半むき身(738)の欄には注意があります。
その品は、中心がまだ凍っていると味が薄く感じ、食べごろではないそうです。芯が凍ったままも、溶かしすぎも避けたいところですよね。
冷蔵庫から出すのは、身の芯にまだ少し冷たさが残るくらいがいいと思います。
生のカニは食べる直前に袋のまま流水で
茹でていない生のカニは、流水にかけてから鍋に入れるまでを一続きで考えます。かに本舗の生たらば肩脚(673)の欄も、食べる直前に流水でと案内しています。
その欄には注意書きもあります。常温や冷蔵庫で数時間放っておくと、黒変(身が黒く変わること)する場合がある、と書かれています。
刺身用ずわい(538)とかにしゃぶ用(535)の脚肉むき身にも、同じ注意書きがあります。
漁業団体のコラムでは、袋に入ったカニは袋のままボウルへ入れます。水を細く出して、お湯やぬるま湯は使いません。
カニ通販.com も、半解凍の状態で調理を始めるよう勧めています。溶かしきると、旨みを含む水分が大量に出てしまうんです。
生の脚を凍ったまま鍋へ入れる手は、どうでしょう。同じ案内は「中まで火が通らない」として、やってはいけないことに入れています。
ボウルの水の中で、袋ごしに脚の表面がふっと柔らかくなったら、そこが鍋に入れる合図です。
ただ、加熱用の品について、農林水産省は「加熱調理用と書いてある食品は、必ず十分に加熱してから食べましょう。」と案内しています。
半解凍の生の脚をしゃぶしゃぶで食べる日の段取りは、「カニしゃぶ用に取り寄せるならどのカニを何kg|二人なら1箱・4人なら2箱の早見表」が手がかりになります。流水にかけている途中で殻の内側の身に黒ずみが見えたら、それが何なのかは「届いたカニが黒い 臭い 水っぽいときに確かめること|色より先に臭いを見る」で確かめられます。
カニの解凍時間は形で変わる

解凍の時間は、生かボイルかで分かれ、そのうえ形が大きいほど長くなります。タラバガニや毛ガニで調べている人も、種類より形を見てください。
かに本舗の商品ページ12品の解凍の欄と、カニ通販.com の案内、カニの店と漁業団体の解説3つを、形ごとの解凍時間の表に並べました。
| 手元の品 | かに本舗の商品ページの表示 | カニ通販.com の案内 | カニの店と漁業団体の解説 |
|---|---|---|---|
| 生・むき身(ポーション=殻をむいた脚の身)〈流水〉 | 5〜10分(刺身用・かにしゃぶ用の脚肉むき身 535〜539) | 10〜15分 | 10〜20分 |
| 生・半むき身〈流水〉 | 5〜10分(生ずわい半むき身 403) | ― | ― |
| 生・肩脚と脚〈流水〉 | 5〜10分(生たらば肩脚 673) | 15〜20分(殻付きの脚) | 10〜20分(カット足) |
| 生・姿〈流水〉 | ― | 20〜30分 | ― |
| ボイル・むき身(ポーション)〈冷蔵庫〉 | ― | 6〜8時間 | ― |
| ボイル・半むき身 | 常温2時間前後(ボイルずわい半むき身 738 の表示) | ― | ― |
| ボイル・肩脚と脚と爪下(爪の下の太い部分)〈冷蔵庫〉 | 冷蔵庫で1日(ボイルずわい爪下 744)・常温2時間前後(ボイルずわい肩脚 524 の表示) | 12〜18時間(殻付きの脚) | およそ丸一日 |
| ボイル・姿〈冷蔵庫〉 | 冷蔵庫で2日(ボイルずわい姿 793)・冷蔵庫で3日(毛がに姿 769) | 18〜24時間(丸ごと1杯) | ― |
| 形を分けない目安 | ― | ― | 流水30分〜1時間・冷蔵庫で半〜1日・冷蔵庫で12〜24時間 |
手元の品の行を見て、かに本舗の品なら「かに本舗の商品ページの表示」の列を、ほかの店の品なら案内と解説の列の幅を目安にします。同じボイルの姿でも案内によって開きがあるので、届いた品の解凍の欄に書いてあれば、そちらに合わせます。
カニ通販.com の案内の列は、時間は商品や環境で違うと添えてあります。
(注:ボイルたらば肩脚(734)のように、解凍の欄に時間ではなく説明書の同封を書いた品もあります)
冷凍庫から箱を出して、ラベルの「生」か「ボイル」かと形の名前を見る。表の行を指でたどれば、今夜の鍋に間に合う品かどうかが見えてきます。
手元の品の解凍の欄と、この表の幅が違うときは、私なら商品の欄のほうに合わせます。
食べる時刻から逆に数えて冷蔵庫へ移す

私なら、脚と肩脚は前の日の夜に冷蔵庫へ移し、姿は商品ページの日数から逆に数えて移します。カニ通販.com の案内では、丸ごと1杯まで前日の夜に移せば、翌日の夕食にちょうどよいそうです。
ただ、かに本舗のボイルずわい姿(793)と毛がに姿(769)は違います。どちらも欄に冷蔵庫での日数があり、前の晩では足りません。
逆算の表では、食べる時刻を1つ決めて、手元の品ごとに冷蔵庫か流水へ移す時刻を並べました。
| 届いた品 | 移す先 | 夜7時に食べるなら移す時刻 |
|---|---|---|
| 生のむき身・半むき身・肩脚 | 袋のまま流水 | 夕方6時40分〜6時55分 |
| 生の姿 | 袋のまま流水 | 夕方6時30分〜6時40分(1つの案内の目安) |
| ボイルのむき身 | 冷蔵庫 | 当日の朝11時〜昼1時(1つの案内の目安) |
| ボイルの脚・肩脚・爪下 | 冷蔵庫 | 前の日の夜7時〜当日の朝7時 |
| ボイルの姿 | 冷蔵庫 | 前の日の夜7時〜当日の深夜1時(カニ通販.com の案内)・2日前の夜7時(ボイルずわい姿 793)・3日前の夜7時(毛がに姿 769) |
| 解凍の欄が「常温2時間前後」の品(738・524) | その品の表示どおり | 夕方5時ごろ |
(形ごとの解凍時間の表から逆に数えた目安)
夜7時より早く食べる日は、表の時刻をその分だけ前にずらします。姿の行は、手元の品の解凍の欄を先に見て、日数が書いてあればそちらから数えます。
生の行は、どれも食べる直前に流水へ移す時刻です。ボイルは脚でも、前の晩から冷蔵庫に移す品が多いんです。
なので、届いた日の夜に食べるなら、流水で解凍する生の品が段取りに合います。
ボイルの脚なら、前の晩にキッチンペーパーで包んで冷蔵庫の棚に入れておきます。そうしておくと翌日の夕方には、解けた脚が鍋の横の大皿で出番を待つ食卓になります。
年末の食卓の日がもう決まっていて、そこから届け日を逆算したいときは、何日前に頼むかを「通販のカニは年末に間に合うか|取り寄せる前に確かめる届け日と不在と冷凍庫の高さ」で確かめられます。
急ぐ日の解凍と常温や電子レンジの扱い
急ぐ日でも、私なら常温は解凍の欄にある品だけにして、電子レンジは使いません。今夜に間に合わせたいボイルなら、私なら袋のまま流水にかけて、表面が柔らかくなりかけたら冷蔵庫に移します。
ある店の解説も、急ぐ日はパックごと流水にかけ、あとは自然解凍でよいとしています。水を使うなら気密性の容器で流水に、と厚生労働省も案内しています。
仕事から帰った夕方に、袋のままの脚をボウルに沈めて水を細く流す。鍋の湯を沸かして野菜を切るあいだに、脚の表面が少しずつ柔らかくなっていきます。
かに本舗のボイルずわい半むき身(738)の欄には、凍ったまま蒸す手も書かれています。どうしても解凍に時間をかけられない日の手です。
でも、同じ欄には「旨味が流れ出てしまいますが」と添えてあります。毛がに姿(769)の欄も、同じ書き方なんです。
常温の解凍は、国の案内と店の表示で向きが違います。国の案内は安全の話として、室温で解凍すると「食中毒菌が増える場合があります」としています。
一方で、ボイルずわい肩脚(524)と半むき身(738)は、欄に常温の時間があります。常温は、その品の欄にあるときだけ、時間も欄のとおりにしたいと思います。
電子レンジを避けるのは、安全より味の理由です。国の案内は、冷蔵庫の中と並べて電子レンジも解凍の方法に入れています。
でも、カニ通販.com は電子レンジの解凍を避けています。ムラができて、旨みが流れ出るという理由です。
漁業団体のコラムも「味を著しく損ないます」と書いています。細胞が壊れて味が落ちる、とする店の解説もあります。
年に1回のカニですから、味のほうを取りたいんですよね。

解凍したボイルのカニはそのままか温めるか

解凍できたボイルなら、私はまずそのまま1本食べてみて、温めたい日だけ殻ごとサッと炙ると思います。ある店の解説も、ボイルは茹で上げてあるので解凍後は基本そのまま、としています。
温める日は、ボイルずわい半むき身(738)の欄が手がかりです。その品は、解凍後に殻を10秒ほど炙ると香ばしくなるそうです。
カニ通販.com の案内も、8割ほど解凍してサッと炙る程度でよいとしています。
鍋に入れる場合は、ボイルずわい爪下(744)の欄が参考になります。ほかの具材が煮えた最後に、サッと温める程度に、とあります。
大きな鍋を2つ並べる日なら、ボイルの脚は鍋に沈めず、湯気の立つ鍋の横の大皿に並べておく形になります。
柔らかくなった脚や肩脚の殻にどこから刃を入れ、胴体の身をどう取り出すかは、「届いたカニの殻のむき方と胴体の食べ方|脚は関節で切って縦に切れ目 エラを外せば肩の身まで」で順に追えます。甲羅を開ける楽しみがある姿の箱なら、味噌をそのまま食べるか焼くかを「届いたカニ味噌の食べ方と甲羅焼き|ボイルならそのまま 焼くならトースターで6〜10分」で見てみてください。
水っぽい解凍と解凍しすぎでつまずく所

国の案内も、解凍は料理に使う分だけにして、終わったらすぐ調理するよう勧めています。解凍したカニが水っぽくなるのは、袋から出して水に当てたときと、溶けきってからも置いておいたときが多いと思います。
解凍する前から身の色やにおい、水っぽさが気になっている箱なら、どこに原因があるかを「届いたカニが黒い 臭い 水っぽいときに確かめること|色より先に臭いを見る」で分けて書いています。ここでは、解凍でつまずく所を並べます。
1つめは、袋から出したカニに直接水を当てることです。漁業団体のコラムは、旨味が抜けるのでやめるよう書いています。
カニが水に直接触れると味が薄くなる、という店の解説もあります。表面の薄い氷の膜は、温度変化による乾燥から守るために、わざと付けたものだそうです。
次につまずくのが、お湯で急ぐことです。熱湯もぬるま湯も、店の解説と同じコラムが止めています。
そして3つめが、解凍しすぎて置いたままにすることです。溶かしすぎても旨味が流れ出てしまう、と同じ団体の別のコラムは書いています。
カニ通販.com は、解凍した瞬間から劣化するので、食べる分だけ解凍するよう勧めています。袋に水がたまる前に、食べる分だけ出してすぐ食卓へ運ぶのがいいと思います。

食べきれずに袋に残った身をもう一度凍らせていいのか、冷蔵庫で何日もつのかで迷う日は、「冷凍カニの賞味期限と解凍後は何日もつか|凍ったままは店の表示まで 解凍したら再冷凍しない」が手がかりになります。
次に頼むなら解凍の段取りから選ぶ
前の晩から冷蔵庫で待てるなら、ボイルの脚や肩脚が間に合います。来年の箱を生にするかボイルにするかは、鍋やしゃぶの食べ方から「カニは生とボイルのどっちを取り寄せるか|しゃぶ・鍋・刺身・そのまま 食べ方別の○×表」で決められます。
かに本舗のボイル済みの一覧には、姿のほかに肩脚や半むき身もありました。次に頼むなら、私はボイルの肩脚を選んで、届け日を食べる日の2日前にします。
届いた日の夜に鍋にしたい人には、前の晩から冷蔵庫で待つボイルより、食べる直前に流水で解凍する生の脚のほうが合っていると思います。
食べる時刻から冷蔵庫の扉を開ける時刻を逆に数えておけば、解凍を待つ時間も、年に1回のカニの日の楽しみの中に入ります。
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かに本舗のボイル済みの一覧を見る(茹でてある品が姿も脚も並ぶ)この一覧は茹でてあるカニを集めたもので、かに本舗は解凍すればそのまま食べられると案内しています(冷凍で届く品が中心)。姿の品は解凍に日がかかるものがあるので、商品ページの解凍の欄を見てから届け日を選んでください。