カニは生とボイルのどっちを取り寄せるか|しゃぶ・鍋・刺身・そのまま 食べ方別の○×表

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生成りの布の上に、湯気の立つ土鍋で白く開くカニしゃぶの身と、大皿に並んだ赤いボイルのズワイガニの脚がある夕方の食卓

カニしゃぶや鍋にするなら生(加熱用)、解凍してそのまま食べるならボイルです。刺身にするなら、生の中でも「刺身用」と書かれた品だけを選びます。

ただ、「生」と付いていても、生で食べられるとは限りません。かに本舗の紹介ページで「生」と付く品を数えると、生で食べられる刺身用は約3つに1つでした。

しゃぶにしたかったのにボイルだった、刺身にしたかったのに加熱用だった。そんなすれ違いは、商品名と備考の2か所で見分けがつきます。まず○×表から、自分の家の食べ方に当たる行を見つけてください。

生とボイルの違いは茹でてあるかどうかです

左の皿に霜のついた白っぽい生の冷凍のズワイの脚、右の皿に赤いボイルのズワイの脚が並ぶ写真

冷凍と生、どちらのカニも私は買って食べたことがあるんですけど、2つを分けるのは茹でてあるかどうかです。北海道の漁業団体のコラムの言い方では、生は茹でずに凍らせたもの、ボイルは茹でてから凍らせたものです。

かに本舗の紹介ページでは、生は鍋から刺身まで楽しめる品、ボイルは調理済みで解凍して手軽に楽しめる品として並んでいます。

同じ団体のコラムでは、鍋やしゃぶしゃぶ、焼きガニにするなら生を勧めています。ボイルにくらべて、カニの風味やだしがよく出るから、という理由です。

湯気の立つだしに脚の身をくぐらせると、先のほうから白くほぐれていく。生の脚を囲んでしゃぶしゃぶする日は、こういう食卓です。

ほかの通販の店の解説でも、ボイルは解凍したらそのまま食べるのがおすすめとされています。火加減を気にせず、溶けたらすぐ大皿に並べられるんです。

火を通してだしまで味わうなら生、手間をかけずにそのまま食べるならボイル、と分けると決めやすくなります。

「生」には加熱用と刺身用があります

「生」と書いてあれば、そのまま刺身にできると思いますよね。ですが、漁業団体のコラムにもあるとおり、生の冷凍ガニは刺身にしてよい品と、火を通す前提の品に分かれます。

冷たい刺身の皿か、湯気の立つしゃぶの鍋か。同じ「生」の字でも、食卓に並ぶ形は分かれます。

私は、紹介ページに並ぶ81品を、節の名前ごとに生・刺身用・ボイルへ分けてみました。生(加熱調理用)が32品、刺身用が15品、ボイルが34品です。

紹介ページの81品を、生(加熱調理用)32品、刺身用15品、ボイル34品に分けた帯の図

「生」と付く47品のうち、生で食べられる刺身用は約3つに1つです。そして、かにしゃぶ用の9品も、加熱して食べる側に入ります。

見分ける所は2か所です。1つは商品名の【刺身用】、もう1つは商品ページの備考の欄です。

たとえば、備考の欄に「加熱してお召し上がりください」とあるのが【かにしゃぶ用】の脚肉むき身(殻をすべてむいた脚の身)です。同じ大きさでも、【刺身用】の脚肉むき身には、その一文がないんです。

国の食品表示の決まりでは、凍らせたむき身の魚介類には、生で食べられるかどうかを書くことになっています。

農林水産省の食中毒の案内では、魚介類は鮮度が落ちていなくても、食中毒を起こすことがあるとされています。

同じ省の、赤ちゃんを迎える家庭向けのページには「加熱調理用と書いてある食品は、必ず十分に加熱してから食べましょう。」とあります。加熱用の品は、新しいカニでも生では食べない品です。

そのページは、妊娠中の人には魚介類に十分火を通すよう勧めています。刺身用を食べてよいかは、かかりつけの医師に聞いてください。

医師に聞くときは、商品名と備考の欄を見せると話が早いと思います。

かに本舗の一覧で1ページめを見ると、【刺身用】と名の付く品はズワイの側にあり、タラバには見当たりませんでした。

種類の選び方は、「タラバとズワイは取り寄せるならどっち|鍋・しゃぶ・焼きと人数で決める早見表」で、鍋・しゃぶ・焼きの食べ方ごとに整理してあります。

私は、「生」の字だけで生で食べられるとは思わず、商品名の【刺身用】と、備考の文の有無を見ます。生で食べたい日は、その2つを見てから選びます。

値段は生とボイルで決まった差がありません

かに本舗の紹介ページで、同じ大きさ・同じ重さの生とボイル10組の値段を並べると、差の向きは品ごとにばらばらでした(税込・送料無料)。

ボイルは茹でてあるぶん高い、と思う人もいますよね。反対に、生の品こそ値が張る、と考える人もいると思います。

同じ大きさ・同じ重さの生とボイルの値段をくらべ、ボイルが高い5組、同じ2組、ボイルが安い3組を示した図

ボイルのほうが高いのが5組、同じ値段が2組、ボイルのほうが安いのが3組です。開きが大きい組でも、差は1箱3,000円まででした。

たとえばタラバの半むき身(殻を半分むいた脚)は、ボイルが1,000〜3,000円高いんですけど、タラバの肩脚(肩でつながった殻つきの脚)は同じ値段です。そしてズワイの肩脚は、ボイルが1,000〜2,000円安くなっています。

鍋の湯気を囲む夜か、赤い脚を大皿に並べる夜か。同じ予算でも、変わるのは値段より食卓の形のほうです。

値段の差は1箱で3,000円までなので、私なら値段より先に食べ方を決めます。大きさと量は、そのあとで予算と合わせて選べばいいんですよね。

食べ方ごとの○×表

大皿に、ボイルした紅いカニの姿1杯と脚が盛られた写真

鍋を出すのか、大皿を出すのか。その日の食べ方を1つ決めてから、表を見てください。

食べ方生(加熱用)生(刺身用)ボイル
カニしゃぶ○ しゃぶ用はこの側(備考に「加熱して」)○ 刺身にもしゃぶにも使える△ さっとくぐらせる程度。だしは生ほど出ない
カニ鍋(殻つき・半むき身)○ 殻や身からだしが出る△ 脚肉や爪のむき身だけで、殻つきが無い△ 最後に温める程度。茹で直すと味が落ちる
焼きガニ○ 生の半むき身に「焼きカニもおすすめ」△ むき身だけで、殻つきが無い△ 解凍後に殻を軽く炙る程度
解凍してそのまま× 加熱して食べる品○ 生で食べられる○ 解凍するだけで食べられる
刺身× 加熱して食べる品○ 商品名に【刺身用】× 茹でてある
しゃぶと刺身の両方× 刺身にできない○ 1つの品で両方× 刺身にできない
甲羅焼き・カニ味噌― 紹介ページに生の姿が無い― 紹介ページに生の姿が無い○ ボイルの姿に味噌がある
雑炊・うどんの〆○ 鍋のだしがそのまま〆に○ しゃぶのだしで〆に○ 鍋の残りのスープに身を足す作り方がある
サラダやちらし寿司にのせる× 加熱して食べる品○ 生で食べられる○ 解凍するだけで食べられる
届いた日の夕食にすぐ○ 食べる直前に流水で短く解凍○ 同じく短く解凍△ 半むき身でも常温で2時間前後
前の日から冷蔵庫で用意× 解凍して数時間置くと黒くなる場合がある× 同じ○ 冷蔵庫でゆっくり解凍する品
子どもと囲む鍋○ 鍋で火を通す△ 鍋に使えるがむき身だけ△ 最後に温める程度

自分の食べ方の行を横に見て、○が付いた列の品を選びます。△は、できるけれど条件がある、という印です。

―は、食べ方として向かないのではなく、紹介ページにその形の品が並んでいない、という印です。

表で、次にカニを食べる日の行を1つ選んでおくと、このあとの場面も読みやすくなります。

場面ごとに私ならこう頼みます

皿に盛った生のカニの脚の身と、昆布の入っただしの鍋が並ぶ写真

同じ生やボイルでも、誰と食べるかで選ぶ品が変わります。よくある場面を4つに分けました。

二人暮らしでしゃぶも刺身も楽しみたい

小皿に刺身を少し取り、残りはだしにさっとくぐらせる。二人の食卓なら、1つの箱で2つの食べ方ができます。

私が何より好きなのはカニしゃぶで、刺身で食べるカニもまた美味しいと思っています。なので二人なら、しゃぶと刺身の両方に使える刺身用を選びます。

紹介ページでは、刺身用の脚肉むき身は約1kg(中身800g)で約3人前、かにしゃぶ用との差は同じ大きさで1箱300円でした(税込・送料無料)。

口コミにも、刺身で食べても、だしに少しくぐらせても美味しい、という声があります。

しゃぶ用を何本入りの箱にするかは、「カニしゃぶ用に取り寄せるならどのカニを何kg|二人なら1箱・4人なら2箱の早見表」で脚の太さと合わせて選べます。

二人の食卓なら、私なら刺身用の約1kg(中身800g)を1箱にして、半分を刺身、残りをしゃぶにします。

離れた両親に贈るなら手間なしのボイル

解凍した赤い脚を大皿に並べて、殻の切れ目から身をつまむだけ。台所に立つ時間がほとんど要らない食卓です。

離れて暮らす親へ送る箱なら、中身はボイルの半むき身がいいと私は思います。紹介ページの見出しも「ボイル半むき身 殻むき不要!」で、溶かせば殻を割らずに食べ始められます。

紹介ページの超特大8Lの半むき身は、中身1.3kg超(総重量約1.5kg)で約4人前、10,800円です(税込・送料無料)。

ただ、姿(1杯まるごと)で贈る場合は、ボイルの姿の商品ページに、解凍に冷蔵庫で2日とあります。同じページでは、届け日を食べる日の1日前を目安に、と案内しています。

姿と半むき身で、届いてからの手間がどれだけ違うかは、「カニのポーション・半むき身・肩脚・姿の違い|殻を誰がむくかで決める取り寄せの形」で並べて見られます。

贈るなら、殻をむかずに解凍して食べられるボイルの半むき身が、受け取る側の手間が少ない形だと思います。

子どもがいる家の鍋なら生の半むき身

ぐつぐつ煮える鍋の中で、脚の殻が赤く色づいていく。鍋から上げた爪の身を、小さな手がつまんで口に運びます。

子どもと囲む鍋なら、生の半むき身を選んで鍋で火を通すのが私のやり方です。生の半むき身は、商品ページの備考で加熱するよう案内されている品なので、鍋で煮る食べ方にそのまま合います。

私は鍋を囲むとき、持ちやすい爪から子どもの取り皿に回すようにしています。

ちなみに紹介ページでは、生ずわいの半むき身は中身1kg超(総重量約1.2kg)で約3人前、9,900円です(税込・送料無料)。

子どもと囲む日は、生の半むき身を鍋でしっかり煮て、食べやすい所から取り分けるのが合っていると思います。

大人数で鍋を囲むなら鍋を2つ

家の鍋は大きいのを2つ。私はその両方に、カニを山ほど沈めます。最後は雑炊かうどんにして、カニのだしが染みたひと口まで残さず食べます。

人が多い日は、私なら片方を生の半むき身の鍋、もう片方をかにしゃぶ用のしゃぶにします。

北海道の漁業団体のコラムにも、鍋の〆には雑炊などで最後まで楽しめる、とあります。

人が多い日の箱の数は、「カニ1kgはむき身で約3人前|4人で鍋なら何kg頼むかを人数と食べ方で出す」で、集まる人数から逆に数えられます。

人が多い日は、鍋とカニしゃぶを分けると、生の2つの品の良さがどちらも生きます。

頼む前に解凍と届け日だけ見ておきます

ステンレスのバットの上に、霜のついた冷凍のボイルのズワイの姿1杯が置かれた写真

生とボイルでは、解凍にかける時間の長さが逆になります。ほかの通販の店の解説にも、生は短い時間で、ボイルは時間をかけてゆっくり解凍するとよいとあります。

冷凍庫から出した赤い姿を、冷蔵庫の棚でゆっくり解かしておく。食べる日は、甲羅を開けるところから始まる食卓です。

流水に当てる時間や冷蔵庫に移すタイミングは、「冷凍カニの解凍方法と時間|ボイルは冷蔵庫で 生は食べる直前に流水 急ぐ日の手順も先に」に手順として載せています。

もう1つ、甲羅に残った味噌まで楽しみたい人もいますよね。かに本舗の紹介ページで姿が並ぶのはボイルの節なので、甲羅焼きやカニ味噌まで楽しむなら、ボイルの姿から選ぶことになります。

前の日から段取りする日はボイル、食べる直前に台所に立てる日は生。食べる日から考えておくと、届け日も決めやすくなります。

迷ったら火を通すかどうかで決めます

表で○が付いた列の品が、そのまま頼む品になります。刺身も食べたい日に限って、かに本舗の商品名に【刺身用】とある品に替えます。

しゃぶと鍋ならかにしゃぶの一覧、そのまま食べる日や贈る日ならボイル済みの一覧に、表の○の品が並んでいます。私なら、しゃぶと鍋の日はかにしゃぶ用の生を選んで、〆は雑炊にします。

商品名の【かにしゃぶ用】は加熱して食べる、【刺身用】は生で食べられる、ボイルは解凍して食べることと、備考の文を見ることを示した図

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かに本舗のかにしゃぶの一覧を見る(生の脚肉むき身・中身800gの箱から) かに本舗のボイル済みの一覧を見る(解凍するだけの半むき身・姿)

「生」には、加熱して食べる品と、商品名に【刺身用】とある生で食べられる品があります。備考の「加熱してお召し上がりください」の有無で見分けられます(公式の表示)。

刺身にしたい人は、かに本舗のズワイガニの一覧で、商品名に【刺身用】とある品を探してください。

ただ、食べる直前に台所に立つ時間が取れない日に生を頼むと、解凍と火加減に追われると思います。そういう日こそ、解凍して並べられるボイルが向いています。

調べてみて、商品名の「生」の一文字より、備考の一行のほうが食卓の形を決めているのだと分かりました。